「医療と経済」というと大げさだが 189 さて、どこか医療機関にかかるとすれば、焼津市立病院か静岡 県立総合病院(県総)のどっちかだが、どうしよう。前の年に手術 した県総のほうがいいか。関係あるかどうかわからないが。で、 県総の救急室に電話して、割合すんなり診てもらえることになった。 おととしの10月にやった手術は予防的なもの。症状はないが 悪性化する前に手を打つというものだった。だからガタが来たと いう自覚はなかったのだが、今回は違う。本物のガタが来た。 ある土曜日の午後、痛くはないが腹具合が変でトイレに行った。 すると、最初にぬるっと血の塊、そのあと便器の中が真っ赤っか になるほどの血性下痢の洪水。吃驚仰天とはこのことか。即、医 療機関にかかればいいものを翌朝まで奇妙な行動をとるのだった。 誰にも言えず、夕方予定の会食に出席、帰宅後やりかけのゲーム をクリア。その間、大量下血が2回。今思えばよくぞ失血性 ショックにならずにすんだな。いやはや何考えてるんだか。 翌朝になってやっと事務長に大量下血を白状し、さてどの 医療機関にかかるか、院長の運命やいかに。 (つづく) (令和5年2月6日) |